ゆったりライフ

のんびりしたい人間のお話

フランス旅行記① カルナック(CARNAC)

こんにちは。こんばんは。ボンジュールボンソワ。

 

前回の投稿から幾年月... 現在フランス留学中の私です。

 

留学期間が残り少なくなってきたので、写真以外にも文字でフランス滞在を残していこうかなと思ってポチポチポチ......

私が住んでいるところはパリのモンパルナス駅からTGVでおよそ1時間半ほど西にいったところにあるアンジェ(Angers)という町で、旅行のほとんどはフランスの地方都市なので、パリ情報は少なめです。あしからず。

これからフランスに留学する方、フランスの地方へ旅行したいと考えている方のお力添えになればうれしいです。

 

第一回目は、先日日帰りで行ってきた、カルナック(Carnac)

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この写真はフランス、ブルターニュ地方のカルナックという町にある6500年前(紀元前2000~5000年)先史時代の遺跡、カルナック列石 (Les Alignements de Carnac)の一部であるメネク列石 (Les Alignements de Ménac)

 

ちょうど授業で先生に教えていただいたので、せっかくならと行ってきました。​

 

列石を管理している"La maison des Mégalites (直訳:巨石の家)"では、日曜限定でガイド付きのツアー(およそ1時間、フランス語英語の二種類)が行われていて、ツアーに参加する人だけが敷地内に入って直に触れることができるサービス!写真も撮り放題!

英語やフランス語に自信のある方はぜひ。

フランス語ツアーに参加したものの、最後の説明で知らない単語ばかり出てきてうとうとしてた人間もいるので、わからなくてもしょげる必要は皆無です。

 

ツアーに参加しなくても、周りに散歩道があるので見て回ることができます。

ガイドをしてもらう範囲はLa maisonからほど近くのメネク列石のみですが、遺跡自体はとにかく広範囲です。

全てを回ろうと思っている方は、歩きであればかなり時間に余裕がある場合を、合わせて体力に自信のある方は自転車に乗っての観光を、おすすめします(日曜日に自転車レンタル屋さんが空いているとは思えないので、レンタルの際はご注意)。

カルナックは町自体あまり交通の便がよくないので、国際免許証を持っている方は車をレンタルするというのも手です。

 

授業で聞いて実際に見ると、どうしてこのような形を作ったのか、残したのかということがわかっているので、何倍も楽しかったです!!

ツアーとLa maisonの中を見るだけでバスの時間になって、個人的に授業内で一番気になっていたドルメン(dolmen)という一種のお墓を見損ねたことだけが心残りなので、次は国際免許証を取ってから行きます。絶対に。

 

列石を保存しようという動きが活発化し始めたのが19世紀頃からなので、住むために壊してしまったところが多いそうで、カルナックのようにしっかりと残っているのは数少ないそうです。ちなみにその生き残ったひとつがあるのはイギリス。

 

www.menhirs-carnac.fr


カルナック列石の公式HP。フランス語、英語、スペイン語に対応しています。

私が参加したツアーはトップページ紫色の部分を押したら予約ページに移ります。

2時間30分ほどのツアーもあるみたいなので、たっぷり先史時代を感じたい方はレッツゴーチャレンジ!!!2時間30分の英語フランス語滝修行頑張ってください。

料金や、時期ごとの開館時間などの情報は、informations pratique / practical informationに書いてあります。

 

 

カルナック列石の話はここまでにして、

おそらくみなさんが気になるであろう、そう、

 

"交通手段"

 

前述の通り、カルナックは交通の便がかなり、かーなーーり悪いです。

加えて、私が行ったのは日曜日だったので、バスの本数が少なく、レストランも閉まっているところが多かった......貝は食べられなかったけど、魚は食べれたのでOKです。

 

 

◎アンジェからカルナック列石までの行き方

 

アンジェ駅→バンヌ(Vannes)駅flixbusで3時間

バンヌ駅→オレー(Auray)駅TGVもしくはTERで16分

オレー駅→カルナック ville-Illertissen(大文字のiに小文字lが2つ):

ブルターニュ地方の公共バスBREIZHGOのLigne1でおよそ30分強

 

ville-Illertissen周辺はなにもないです。本当になにもない。びっくりするぐらい、ない。

降りて左手にホテルがある方向に進むと、すぐにLidlの丸い建物が見えるので、手前の道を右に曲がり、ずーっとまっすぐ進みます。左手に観客席の少ないスタジアムが見えていれば、問題ないのでそのままGO!

見えなかったら文明の利器を活用していきましょう。Google大先生マップのことです。ただし、途中から歩道がなくなるので車に注意しながら歩きスマホしましょう。

関係ないですけど、フランス人って驚くほど歩きスマホが下手じゃないですか?

駅の階段を降りながらスマホしている人、亀か?ってレベルのスローリーディソーンドル

東京だったら玉突き事故起こしてる (歩きスマホは危ないからやめようね)

閑話休題

 

右手に駐車場が見えて突っ切るように進めば La maison!左側にカルナック列石が見えます。

ちなみに、La maison内にお手洗いはなく、外にあります。無料で使えるうえに綺麗なので、列石巡りの前後に行っておくと、いいことがあると思います。

 

間違えてville-Illertissenの2つ前、観光案内所前で降りてしまったので、30分ほど歩いて La maisonまで行きました。道中に開いているレストランがあって、お昼ご飯(魚!!!!)を食べることができたので、結果よかったとはいえ、疲れます。本当に。

ville-IllertissenからLa maisonまではレストランやカフェを見かけなかったので、お昼ご飯を現地で食べようと考えている場合は、観光案内所で降りて近場のレストランでお昼を取るか、ville-Illertissenで降りてセンター街に行くことをおすすめします。

 

以上の交通手段は、あくまで今回の旅行で私が使用したものであり、あくまでアンジェからの行き方です。パリや他の都市からの手段は異なりますので、ご注意ください。

 

https://www.breizhgo.bzh/sites/default/files/inline-files/fiche_horaires_BREIZHGO%20%28exTIM%29_automne_ligne_1-web.pdf

↑ BREIZHGO Ligne1の時刻表

オレー駅から出るバスは、駅を背に右方向に進むと乗り場があります。

バスの切符は、バンヌからカルナック行きを買っていれば、自動的にオレー駅からのバス切符も買えているので、車内で買う必要はありません。車内に入った時に、車掌さんにチケットを見せると、カルナックのどこに行きたいのか聞かれ、領収書のようなものをくれます。それと、車内入ってすぐにURL先と同じものの紙verが置いてあるので、手元に欲しい方はぜひ。

 

◎時刻表の見方

時刻表上から二つ目 "jours de circulation"を見ると、LMMeJVSと並んでいます。

これは、Lundi(月曜日),Mardi(火曜日),Mercredi(水曜日),Jeudi(木曜日),Vendredi(金曜日),Samedi(土曜日)、それぞれの頭文字。

MardiとMercrediはどちらもMから始まるので、MMeなんですね~ なるほど~

黒い直線が引かれた右側には、D&Fが並んでいます。

DはDimanche(日曜日)、FはFérié(祝日)の意味です。

 

 

◎バンヌ(Vannes)のおまけ情報

バンヌの中心街へ入り、Hôtel de villeの右側の道を歩いていくと、フランス人の旦那さんと日本人の奥さんが営んでいるパン屋さんがあります。ブルターニュ地方のモルビアン(Morbihan)県の中で最も素晴らしいフランスパンに2016年、2017年、2018年と選ばれたパン屋さんらしいです。ブルターニュ地方の名物、クイニーアマンも売ってます。甘い!!!!!!


 

カルナック旅行記はここまで!

お付き合いいただきありがとうございました。

次回はぐーーーんと戻って、4月のトゥールかなぁ

 

Bonne journée!

今日も一日お疲れ様です!

 

多様性

 

今は陰に隠れている(?)都民ファーストの圧勝で幕を閉じた2017年東京都議選

私は、某新聞社が募集していた出口調査のバイトに参加した。

 

当日。

研修時、社員さんから、声をかければ好意的にやってくれる人が多いと聞いて、上限枚数がいつ終わるかな~なんて、雨が降る中わくわくしていた私はこの日、精神がすり減るほどの衝撃を受けた。

といっても、ただ今まで会ったことのない愉快な人たちに出会っただけで、少し面倒だなと思ったけれど、人様に文句を言いたいわけではないことをご理解いただきたい。精神はすり減ったけど。

今回は、特に印象深く残っている三人をご紹介。(次回なんてない)

もう時効だよね!!!!!

 

 

一人目。新聞社批判より見た目を気にしておじさん

「○○?そこはだめだだめ。政府にべったりだ」とかなんとか、ひたすら某新聞社への批判を言われた。

でも、おじさんごめん、話より鼻毛が気になる。

こういう人には反論せずに聞いておくのが一番だって教えてもらったけど鼻毛が気になりすぎる。おじさんは気にならないのだろうか。

政府とマスコミの癒着より自分の身だしなみは気にならないんだろうか。

「バイトか?社員か?」

「バイトです」

「じゃあ、会社に言っておけ。お前らのところは~~~~」

「はい」

一応当日はちゃんと覚えてたものの、書いている今はもう忘れている。

嫌なことは忘れるのが一番だからそれはいいけれど、忘れるなら鼻毛の記憶も消してほしかった。

 

答えてくれる人、断る人の次に多かったのが、このおじさんも含めた某新聞社嫌い。

「俺、○○嫌いなんだよね」で去っていく人はまだいいけれど、ちょっと面倒くさいなと思ったのは説教のような批判をしてくる人。

こういう人にひっかかると、その間になにもできないから困った。しかも大抵出口調査には答えないで言うだけ言って帰って行く。

嫌いだから答えないのも批判したいのもわかるけど、結局印象操作されてると思うのは、こういう人たちが答えないかわりに好意的な人だけが答えていくからじゃないかなぁとこのバイトを通して思った。

もちろん、印象操作をしていないとは言えないけれど。

 

 

二人目。歴史大好き?おじさん

この人、最初は一人目のおじさんと同じタイプかと思ったけど、ちゃんと答えてくれた。でもその後に安倍さんの話が始まって、なぜか長州の話をしてた。

長州のなにかが今の国政と繋がるみたいな話。

途中から帰りたくなってたから、この人の話はちょっと楽しかったようなどうでもなかったような。

 

 

三人目。自称石川さゆりの彼女

見た目おじさんだったし一人称も俺だったから彼氏の間違えだと思ってるけど、まぁ細かいところは置いておいて。

この人は本当に印象深い。一番印象に残ってるし今後も忘れないと思う。

普通に忘れるけど。

バイトの間、ずっと通る人に挨拶していたのだけど、たいてい無言・頭を下げる・挨拶を返してくれるの三つが返ってきて、たまにガン見してくる人がいるくらい。

この人は挨拶したら、近寄ってきて自己紹介し始めた。

あ、やばい。絡んでくるタイプだ。という思いを裏切らずに、どんどん話していく。

 

さゆり会というところに入っているーー

自分も歌手であるーー

石川さんは今度の音楽の大きな番組を最後に引退して自分と暮らすーー

とかなんとか。

 

今の一部のアイドルを嫁や彼女扱いするオタクと変わらなくて、どの世代にもいるんだなと思った。本当だったらそれはそれでおもしろい。

そのあと、女性は服にお金がどうこう隠居後がどうこうって言ってると思ったら、突然200万くらいなら、から始まって、だんだん金額が下がって最終的に70万になってたのはちょっとおもしろかった。結局なにに70万なんだろう。

男だから男ならって連呼していたけど、少なくともこの人より石川さんの方が稼いでるだろうなぁ、なんて。

石川さんの話をしていると思ったら、だんだん新選組の話になって、新選組の誠は男がこうだからああだからって、あれ、結局男性のあり方の話?

その後ひとしきり話した後に建物に入っていったから、出口調査に戻った。

中の選挙委員会の人にも話しかけてて、あ~長いだろうな~どんまいって思ってたら、数分してすぐにどこかに行ったからちょっとびっくり。慣れてらっしゃる。

 

調査を続けてしばらくしたら、その人が建物から出てきて、また捕まった。

運悪く?運良く?投票者はいなかった。

もしかして投票行ったのかな、なんてわずかな希望を抱いて聞いたけど、答えはNOどころかさゆり会なら~って、いやいやいや。さゆり会のペンを紹介されても困る。

どうにかかわそうと、また雨が降りそうな空ですが、大丈夫ですか?的なことを言った。華麗にスルーされた。つよい。

ひとしきり話したらすっきりしたのか帰って行った。つよい。

人間って不思議だ・・・きっとあの人は誰かに話を聞いてほしかったのだと思う。

それにしても不思議な人だった。新選組の誠、誠の旗、私もかっこいいと思う。

 

 

そんなこんなで普段会わないような、興味深い人たちに出会った出口調査報告でした。

当時、テレビで言われていたほど自民党の惨敗は衝撃ではないなぁと思ったのは、出口調査都民ファーストにいれた人が多いことを知っていたからだと思うので、面倒なひねくれ者が多少いても、出口調査は結構意味があるのかもしれない。

 

私は二度とやりたくないけれど、やってみるのは悪くないと思う。

我こそはメンタル最強マン、面白い人に会いたい、という方はぜひ。